秋冷の候(しゅうれいのこう)
2020-10-08
こんにちは 竹田正一です。
朝夕はめっきり冷え込む昨今、紅葉の美しい季節を迎えようとしています!秋と言えば、月がキレイに見える季節。中でも先日、中秋の名月を迎えました。中秋の名月は、十五夜とも呼びますが、十五夜は毎月あるのに対して、中秋の名月は秋の真ん中に出る月という意味で、一年に一度のみですね。
旧暦では7~9月が秋で、現在に直すと9/7~10/8が秋ということになり、その真ん中は8/15(旧暦)です。この頃の満月が中秋の名月です。去年は9/13でしたが、今年は10/1でした。
秋の月が美しい理由は空気中の水蒸気量が少ないために、月の輪郭が水蒸気でボヤけることなく、スッキリ見えるからです。
また、月と地球との距離が変わります。夏には低く、冬には高い位置に見えるそうです。そして秋は、ちょうど良い高さに見えるのだと、先日ラジオで解説していました。
月と言えば、「かぐや姫」や「今昔物語集」の月のウサギ話がお馴染みですね!また俳句では、一茶の「名月をとってくれろと泣く子かな」を思い出しました。
次の十五夜の日には、外へ出て、ちょっと月見酒でも味わいたいものです。
皆様方も、秋の夜長をいろいろと過ごしてみてくださいね。