換気のお話~トイレの窓は○○ない方がいい?
こんにちは、チューリップハウスです!
新型コロナウイルスの影響で、
こまめな換気が推奨されていますよね。
お家の換気、バッチリできていますか?
お部屋も気になりますが、
特に気になるのは、
やはり水場の換気ですよね。
湿気があると、カビの発生も怖いですし。
ところで、
みなさんのお宅のトイレやお風呂に、
窓はついていますか?
「お風呂は湿気が、トイレはニオイが気になるし、窓を大きく取ってしっかり換気したい!」
確かに、大きな窓を開けると、換気できている感じがしますし、気持ちいいですよね。
でも、実はそれ、逆に他のお部屋の空気を汚しちゃっているかもしれません。
トイレの窓を開けると、空気は窓から出ても行きますが、窓から入っても来ます。
空気が入ってくると、元々トイレの中にあった空気は出口を求めて動きます。
この時に、トイレの空気が部屋の中の方に流れて来てしまうんです。
雑ですが、図にするとこんな感じです。
空気をキレイにするはずの換気で、
逆にお部屋の空気を汚しては本末転倒です。
「じゃあ、トイレの換気ってどうしたらいいの?」
答えは、そう
換気扇です。
換気扇は、空気を追い出す専用のファン。
トイレの汚れた空気を外に追い出し、
足りなくなった空気はお部屋の中から取り込むんです!
これなら、トイレの空気が部屋の方に逆流するということが少なくなります。
実はトイレの窓は開けずに、換気扇をオンにする方が、
トイレの換気にもお部屋の換気にも良いんです。
お風呂の換気についても同じことが言えます。
窓を開けている方が、何となくたくさん換気出来ているような気がしますよね?
ですが換気扇を使って、一方通行で空気を動かしてあげる方が実は効率よく換気は出来るんです。
特に高気密の家では、下手に窓を開けるよりも、
窓を閉めて換気をオンにしている方が、理想的な換気を狙えますよ。
最後に
じゃあ、トイレとかお風呂場に窓は要らないの?
というと、そういうわけでもないです。
換気のための窓ではなく、外の明かりを中に取り入れるための窓はバッチリOKです。
水場が暗いと、ほら、何か嫌じゃないですか。
夏とか何か出そうで怖いじゃないですか。
ただ、実際に間取りを作っていく中で、
何かしらの理由でトイレが外と接していない、窓が付けられない、という方もいらっしゃいます。
暗くはなってしまいますが、換気の面では、トイレは外に接していなくても大丈夫なので、
自分たちの好きな間取り、使いやすい間取りを優先させた方が良いでしょう。
住む人が使いやすいのが1番ですからね!
寒い富山県なら、窓のないトイレはむしろ良いです。
窓のないトイレは、寒くなりにくいんです。
窓は、寒さが入って来る箇所。
さらに言えば、結露などの心配もあるところ。
特にトイレは北側の面に設置する場合も多いです。
冬の北側の窓はどうしても冷たくなって寒く、結露の原因になることも。
寒さ対策としては、窓なしトイレは◎ですよ!
はい、そんなわけで今日は、意外と知らない換気のお話でした!
いかがでしたか?
わたしも、以前は普通に窓を開けて換気していたので、このお話を知った時は
「うそ、だろ……」としばし放心しちゃいました。
だって、お部屋の空気を綺麗にしようとして、逆に汚してるなんて!
今までの換気は何だったんだ!嘘だと言ってよ!!
と、地団駄を踏んでも仕方ないので今は換気扇を回すようにしています。
1番ニオイが気になるトイレに換気扇がないのが困りものですが……。
良い換気方法がないか、また勉強してみようと思います。
みなさんもぜひ試してみてくださいね!