無駄なスペースはつくらない2世帯同居でもすっきり広々

外壁は2階部分を白く、1階はレンガ調のサイディンと張り分け、引き締まった和モダンの雰囲気を出した。駐車場は5台分を確保。「建築中も土日は必ず見に来ていたので、納得の家づくりができました」というN様。

梁と同じブラウンの格子は構造柱を生かしたもの。ピアノを置くスペースも最初から考えて間取りに組み込んだ。

広々とした玄関にも窓を設けて明るく。右にはオープンタイプのシュークローゼットを設けて大家族でもすっきり。

玄関からリビングへと続く廊下や階段下にも、たっぷりの収納を設置。白と木材のコントラストが柔らかな空間に。

床の間も設けた本格的な和室。右側の扉は大きな仏壇が収納されている。ピンクの壁紙と落ち着いた天井がポイント。

ご両親のお部屋は、寝室としてはもちろん、ひとりでくつろぎたいときにも活用。奥には着物用の桐たんすが入る大容量のウォークインクローゼットがある。

システムキッチンは奥様が一目惚れしたラピスブルーでまとめた。「奥にパントリーをつくったおかげで、キッチン全体がすっきりしました」と奥様。

落ち着きのある赤を採用したお風呂。「脱衣所の床はお風呂屋さんのようにしたくてバンブー調に」とご主人。

2階のご夫妻の寝室は天井近くに設けた窓から朝日が入る。ウォークインクローゼットに加え、1階屋根裏に当たる部分に収納スペースがあるほか、出入り口部分に書斎を設置。

玄関からすぐの場所にあるトイレは、ご主人のこだわりで男性用便器も設置した広々空間。洗面はお湯も出るように。

2階の部屋はすべて南側に面していて明るい。1階リビングと同じ床材は、木目が美しく明るめの色味が気に入って決めた。こちらは長女の部屋。同じ間取りの次女の部屋が隣に。

こだわりの畳スペースは家族みんなのお気に入り

「チューリップハウスさんに背中を押してもらって、家を建てる決心ができました」とN様ご夫妻。当初は奥様のご実家に同居されていたものの、築約40年で冬は寒く、不便も多かった。それに加え、長女の小学校入学を控えていたので、建て直しを本格的に考え始めたと言います。
「完成見学会は、手づくり感にあふれていてアットホーム。その雰囲気が自分たちのフィーリングと合ったことと、ライフプランを立ててもらったのが決め手です」。
奥様のご両親との同居のため、1階には親世帯、2階には子世帯のプライベートルームをつくること、風通しも陽当たりも良いことという要望でスタートしました。「最初の打ち合わせでは“どういう生活をしたいか？”を聞かれました。食事をするのはテーブルですが、畳の上でくつろぎたいなど、話をしていく中でいろいろ伝えました」。
その結果、リビングには小上がりの畳スペースがつくられ、ここがN家の顔に。現在は以前から使っていたダイニングテーブルで食事をとっていますが、今後は畳スペーとつなげて使える大きなテーブルを新調する予定だといいます。
なるべく家具を置かずにすっきり暮らしたいという希望も実現。ご家族が多いため、収納場所はできる限りたくさん、しかも使う場所のそばにつくりました。「収納はもちろん、チューリップハウスさんの提案は、私たちの感覚にすっと入ってくるものばかり。迷っているときには、こんなものがあるけどどうですか？　と聞いてくれるのが、私たちには合っていたと思います」とご主人。リビングには家族が集まり、それぞれのプライベートも守れるという、二世帯同居の理想の家が実現しました。